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中国の携帯電話事情、中国の乗り物の中はなぜあんなにうるさいのか

アジア

香港や台湾を含む中国へ旅行した経験がある人は、中国の乗り物の中がとても「うるさい」と感じたことはないでしょうか。日本では、公共の乗り物の中での携帯電話の通話は「ご遠慮ください」と言われます。しかし、中国人はところ構わず、ずーっとしゃべっていますよね。「うるさい」とか「マナーが悪い」などと、批判されることも多いですが、彼らには彼らなりの理由があるのです。

携帯電話の通話代が安い


中国人の多くは、話し好きです。彼らにとって、携帯電話はとても楽しいおもちゃのようなもの。そのため(?)、中国の携帯電話料金はとても安価に設定されています。そうでなければ、話し好きな中国人にあれほど携帯電話が普及しなかったでしょう。

携帯電話を持つことはファッション


日本人でも、携帯電話の最新の機種を手に入れたら自慢したくなりますよね。

携帯電話を持つことは、中国人にとって一種のファッションであり、どんな機種を持っているかは、ステータスの象徴でもあります。

持っている携帯電話は、当然使いたくなるものです。電車の中や地下鉄で、電話が鳴れば、いそいそと喜んで電話を取り、「携帯電話で通話しているカッコよさ」を周りに見せつけるのです。

携帯電話は場所を選ばず使えなければ意味がない


中国人の思考はとても合理的です。せっかく携帯電話を持っていても、日本のように、電車やバスの中では使えないというルールは、納得できません。

携帯電話は、場所を選ばず電話ができるから、意味があるのであって、使用を制限されるなら持っている意味がなくなるからです。

中国人はせっかち


日本人もせっかちな人は多いですが、中国人はもっとせっかちです。しかも商売人ですから、四六時中、仕事のことを考えているビジネスパーソンばかりです。

そんな彼らは、移動中も仕事のことを考えています。電車やバスの中で携帯電話が使えなくては、競合に勝てません。

中国人はメッセージが苦手な人も


日本では、電車内の携帯電話での通話ができませんので、多くの人がメッセージの送受信でコミュニケーションを取りますよね。

中国人は、メッセージよりも通話の方を好みます。これは、中国人の性格がせっかちなことが理由の一つです。

もう一つの理由は、中国人の中には文字を書くことが苦手な人が多いということです。中国にはまだ「文盲」の人がたくさんいます。十分な教育を受けていない人もいます。そんな彼らにとっては、メッセージというのは、とても億劫なものなんです。

こんな理由だから少し大目に


中国の乗り物の中が携帯電話の通話でうるさいのは、こんな事情からでしょう。日本から中国に行くと、「うるさいな」と感じてしまいますが、一部の理由は理にかなっていると思うこともあります。

中国の都市部や香港では生活のリズムがたいへん速いです。そんなところで暮らす彼らにとって、電車移動中の1分1秒たりとも無駄にしたくない気持ちも分かるのです。

中国の地下鉄がうるさいのも国民性。ちょっとしたカルチャーショックとして、楽しめるくらいの余裕を持っていたいですよね。