青い空から照りつける太陽、芸術的な建築、そしておいしい料理、世界トップクラスのサッカーリーグ・・・。海外旅行先としてスペインを選ぶ人は相変わらず多いようです。しかし、そんなスペインに行く場合、パッケージツアーを選ぶか、個人旅行を選ぶかは悩みどころです。今回は、私がどちらも経験したことのあるパッケージツアーと個人旅行のメリット・デメリットを紹介したいと思います。
パッケージツアーのメリット
言葉がわからなくても大丈夫
マドリードやバルセロナなどの大都市では、おみやげ屋さんやレストランでも英語を話す店員さんは多いですが、地方都市になるとまだまだスペイン語しか話せない人はたくさんいます。レストランでの注文は特に緊張しますよね。
でもパッケージツアーなら、あらかじめメニューが決まっていますので注文しなくても、スペイン料理を堪能することができます。
荷物の持ち運びが楽!
国土が広いスペイン。移動手段はバスが多いかと思います。
長時間座りっぱなしは少しつらいですが、その代わり大きなスーツケースを持って歩き回るということはほとんどありません。
観光中も、バスは必ず施錠されていますのでセキュリティー面でも比較的安全です。
現地ガイドのリアルな解説
スペインではどの都市でも、必ず現地ガイドが付きます。バス移動の際や、観光地での丁寧な説明はもちろんのこと、最近のスペイン事情など現地で生活している人だからこそ知っている話を聞くこともできます。
ガイドブックだけじゃない、リアルなスペインを知るのも良いですよ。
パッケージツアーのデメリット
一ヵ所の滞在時間が短い
何都市も周るツアーは、とにかく移動時間が長いです。1日中、ほとんどバスの中だった・・・という日もあるかもしれません。
そのため、どうしても一ヵ所の滞在時間は短くなってしまいます。
例えば、マドリードのプラド美術館では滞在時間が決まっているため、ガイドさんに先導されて主要な絵を次々とリレー方式で観て行くという感じに。
途中で気になる絵があっても立ち止まってじっくり鑑賞できないことも。
割安なパッケージツアーだと、宿泊先が郊外になる場合もある
やはり、郊外のホテルは比較的値段が安く、パッケージツアーではよく利用されます。そのため、夜にちょっと出歩いて買い物をしたい場合などは不便な場合もあります。
スペイン個人旅行を楽しむコツ
何と言っても自由!
時間も場所も拘束されませんので、気に入った場所があれば何時間いても他の人の迷惑をかけることはありません。
レストランで好きなものを注文して食べたり、道の途中で見つけたカワイイお店にふらっと立ち寄ってみたりと、自分なりの旅行を楽しむことができます。
言葉がわからなくて苦労することもあるかもしれませんが、陽気なスペイン人が親切に教えてくれることもありますよ!現地の人たちとの交流も個人旅行の醍醐味ですよね。
美食の国スペインでのバルめぐり
スペインといえば、何と言ってもバル(bar)ですよね!どの街にも必ず1軒はあるというバル。夜はバルを何軒もはしごするというスタイルがお決まりです。
バスク地方のサンセバスチャンでは、それぞれの店が特徴あるピンチョス(串にささっているおつまみ)を楽しんだり、アンダルシア地方のグラナダではドリンクを1杯頼むごとにおつまみが1皿無料でサービスされたりと、それぞれの地域ならではの楽しみ方があります。
割安の宿泊したいときの味方、「オスタル」
スペインには、ホテルやパラドール(中世の城や修道院を改築した国営ホテル)などを宿泊先にすることが多いと思いますが、ただ寝るだけなのにあまりお金をかけたくない!という人にオススメしたいのがオスタル(Hostal)です。
個人や家族で経営していることが多く、アットホームなのが特徴です。シャワーつきの部屋もあり、ホテルとあまり大差ないと感じることもあります。
航空券、宿泊先、観光地などの予約が必要
航空券、宿泊先は当たり前のことですが、観光地でも予約をして行った方が良い場所もあります。
例えばバルセロナのサグラダファミリア。入場するためにはチケットが必要です。もちろん当日券もありますが、朝から長蛇の列に並ぶこともしばしば。
日本からWebなどで予約して行くことをおすすめします。
執筆者:saorita(ペンネーム)
スペインへの渡航回数は6回。観光らしい観光も好きだけど、暮らすように旅するのも大好き。サグラダ・ファミリアの完成を心待ちにしている30代女性です。