シンガポールへ旅行に行こうと考えたとき、想像以上にホテルの選択肢の幅が広く悩まれる方も少なくないと思います。マリーナ・ベイ・サンズのように、最初から特定のホテルでの滞在が旅行の目的のひとつになっている人ではない限り、値段・立地条件等多くの選択肢から選ばなければなりません。
今回は、自分の経験を通して感じた、シンガポールでのホテルの選び方のについてお話したいと思います。
旅の日程・目的でホテルのエリアを決める
私が数回シンガポールを訪れて痛感しているのは、日程・目的でホテルを決めなければいけないということです。
初めて行ったときは現地2泊という日程、しかもパッケージプランでしたので、決して余裕のある日程ではありませんでしたが、初めてのシンガポール。
RWS(Resort World Sentosa)のあるセントーサ島に宿泊したかったのです。ゆったりとリゾートホテルを満喫…と思っていたのですが、蓋を開けてみるとホテルにいた時間は寝る間だけ。今思い出してもとても残念でなりません。
その後再び現地2泊で訪れた時は、オーチャードエリアの少し安めのホテルを選びました。日中は観光やお買い物に出ているのでホテルは安めでも全く問題ありませんでした。寝るための場所と割り切って、ホテルで浮いた予算を別のところに回すという割り切りも旅行には必要ですね。
つい最近、現地8泊というゆったりプランで行った時にセントーサ島にリベンジしましたが、この時は丸3日間ホテルで過ごしたので、このくらいゆっくりできるならセントーサに滞在もいいなと感じました。
ただこういう場合は、ホテルの施設をよく吟味する必要があります。特に子供が一緒の場合、プールの規模や、子供が使える施設があるかなど。大人がホテルでゆっくりしたいと思っても子供はそうはいきませんから。
セントーサ島に宿泊する
セントーサ島は、ユニバーサルスタジオをはじめとした多くの観光施設が集中するエリアですが、セントーサ島から市街地に出るには大変というほどではありません。が、それなりに手間がかかります。
ホテルが運行するシャトルバスに乗って、一旦ハーバーフロントまで出て、そこからMRTに乗って…といった手順になります。
タクシーを使わない限り、これをホテルから市街地へ出るたびにやるのですから、3日も滞在していると慣れてしまうほどです(笑)
RWS内のホテルに宿泊した場合、RWSからハーバフロント間を往復している無料運行のモノレールで行き来ができるので便利です。時間的感覚で言えば、例えばハーバーフロントからマーライオン公園までは1時間弱の移動が必要となります。
電車での移動があまり苦にならない人でしたら移動時間も楽しめますが、そうでない方や、現地での移動が苦手という方にはセントーサ島に宿泊することはあまりおすすめできません。
とは言え、ゆっくりとした時間を過ごしたいという方にはとてもオススメなのもセントーサ島です。都会の喧騒から離れ、プールサイドでのんびりしていると、野生のクジャクや、オオトカゲと出くわすなんていう楽しみもありますよ。
マリーナ・ベイ・サンズに宿泊する
一度は泊まってみたい!と思わせるホテルを挙げたら上位に食い込んでくること間違いなしのというほど知名度高いホテルです。
これはあくまでも私の主観でしかないのですが、屋上階のプールは経験しておくべきと太鼓判を押したいほどの素晴らしいものです。また、高層階からの夜景も素晴らしいものです。
ですがここに連泊するのはあまりおすすめはしないな…というのが率直な感想です。
値段が高くて、部屋が広めなビジネスホテル、というのが私の印象です。セントーサ島のホテルに泊まるのと値段的にはあまり差がないのですが、こちらはやはり都会的なクールなサービスしか期待でません(笑)
ホテルの移動が苦にならないのであれば、1~2泊こちらへ宿泊して、他の日程は少しランクを下げた別のホテルに宿泊するというのが良いかもしれません。1度は泊まってみることをオススメするホテルですが、1度でいいかな?
シンガポールのホテル選び
小さな国シンガポールですが、見所いっぱいで比較的日本人に対して友好的な人も多く、想像以上に街が整備されていて、人の活気も強く、初めて訪れた人は驚くことも少なくないかもしれません。
期待以上の国だというのが私の感想です。そんなシンガポール旅行を成功させるためにも、賢いホテル選びは大切かもしれませんね。