タイ料理といえば、青パパイヤサラダを思う浮かべる人は多いのではないでしょうか。スパイシーで酸味を甘味が一つになった複雑な味つけは、やみつきになります。タイに行くと、必ず一度は食べるパパイヤサラダは、屋台で気軽に注文できる料理でもあります。
タイ語では「ソンタム」
私が最初に覚えたタイ語は、「ソンタム(パパイヤサラダ)」でした(笑)。屋台でも、マーケットでも「ソンタム」を連発すれば、誰かがどこに売っているか教えてくれます。
青パパイヤサラダの作り方は、いろいろあります。本格的なパパイヤサラダは、カニのあしや乾燥エビを加えて、風味を出すものもあります。これは、苦手な人もいるので(しかも価格が若干高くなることもある)、自分の好みに合わせて注文すると良いでしょう。
辛いのが好きな人は「スパイシー」と伝えて
旅行者や外国人が多いエリアでは、ソンタムを注文すると、自動的に唐辛子抜きのマイルドな(外国人向けの)パパイヤサラダが出てくることがあります。辛いのが好きな人は「スパイシー、プリーズ!」もしくは、「スパイシー、OK!」と言いましょう。
唐辛子の辛さの程度を聞かれることもあります。言葉が分からないときは、手のひらにのせられた唐辛子の数を確認してオーダーします。マイルドな辛さが好きな人は、3本くらいの方が無難かもしれません。つくり手によっては、黙っていると手のひらでわしづかみにした唐辛子を入れられることがあります(これは辛すぎて、完食できませんでした)。
パパイヤを専用のツボ(?)でたたく
タイには、パパイヤサラダを作るときに使う、ツボのようなものがあります。このツボの中に材料を入れて、すりこぎのようなものでたたきます。こうすることで、スライスした青パパイヤの繊維が柔らかくなり、味がしみこみやすくなります。また、唐辛子をつぶすことで辛味エキスを引き出す役割もあります。
このツボは、パパイヤサラダを作るには必須のアイテムで、屋台の調理台にこのツボがおいてあれば、その屋台はパパイヤサラダを扱っているということが分かります。
(私流)青パパイヤサラダの作り方
材料
- 青パパイヤ千切り 半個分
- トマト 2個
- くだいたピーナッツ 大2~3
- おろしにんにく 1かけ
- 干しエビ(好みで)
- コリアンダー(好みで)
- 唐辛子 2~3本
- ライム 1個
- ナンプラー 大4
- 砂糖 大2
作り方
- 深みのあるボウルに、青パパイヤの千切り、おろしにんにく、唐辛子、ざく切りしたトマト(、好みで干しエビ)を入れて、青パパイヤに少し透明感が出るまですりこぎでたたく。
- 別に、ライム汁とナンプラー、砂糖を混ぜておく。
- 1のボウルに合わせた調味料を加え、さらにたたく。
- お皿に盛りつけて、砕いたピーナッツと刻んだコリアンダー(好みで)をのせて出来上がり。
基本を覚えたらアレンジも
基本のレシピを抑えたら、自分でアレンジしてみましょう。私はコリアンダーを加えるのが好きですが、ネギやしそでもおいしいかもしれません。その場合はナンプラーの半量を醤油にしてみると合わせやすいと思います。
また、すりこぎでパパイヤをたたくときは、結構力が要りますので、割れないタイプのボウルを使ってくださいね。